映画やレコード、CDなど音楽資料の収集、保存、上映を行う専門施設「広島市映像文化ライブラリー」(広島市中区基町、TEL 082-223-3525)は3月20日・21日、昨年公開された映画「アスタースクール」の内田けんじ監督をゲストに招き、「シナリオ基礎講座」を開く。
同施設では、これまで映画に関連した講座や教室を開催してきたが、シナリオ基礎講座の開講は初めて。「東京では同様の講座も多いが、広島では物理的な距離の問題もあったのでは」と同施設の市谷浩右平さん。今回の講座では、「映画にとって重要な要素のひとつである」(同)シナリオの基礎的な脚本技術を2日間にわたって学ぶ。
講師は、「アフタースクール」「工業哀歌バレーボーイズ」などをプロデュースした映画プロデューサーの赤城聡さん。講義では、3幕構成、脚本家のプロセス、プロットや脚本の添削などを2日間行う。ゲストの内田監督は、20日に登場。ストーリー展開の仕方や制作活動における発想の方法や創作プロセスなどを赤城さんと1時間トークセッションした後、受講者からの質疑応答も受ける。
受講対象者は高校生以上で定員は20人。参加無料。受講者は、事前に映像などクリエーティブ分野での「創作歴」と講座で学びたいことなど応募動機を明記した申込書を提出。応募者多数の場合は選考を行うが、「基礎講座なので、経験よりもやる気を重視する」(同)という。
開講時間は両日共13時~17時。応募締め切りは3月6日まで。