「日本一場所が分からない県」とやゆされる島根県をこっそり応援する参加型のコミュニティーサイト「リメンバーしまね」は1月31日、広島で島根について語り合う交流会を開催する。
島根というキーワードで、応援団員がサイトから飛び出してリアルの世界で集まり、語り合う交流会の開催は、東京に次いで2回目。東京では島根の素材を使った料理やトリビアネタ満載のクイズで盛り上がり、「大好評で2回目は広島でという声に応えた」(同社の六浦さん)。ゲストMCには、ラジオDJやリメンバーしまね内でコラムを執筆するフランソワーズさんを迎える。会場はパセーラ(中区基町)の飲食フロア「トラットリアファンタジア」で、定員は40人。
リメンバーしまねは、島根県の認知度向上や地域振興を目的に、昨年11月に設立されたコミュニティーサイト。全国から島根の「応援団」を募集し、投稿によるクチコミで島根ファンの輪を広げ、島根を楽しく応援する。運営は、主婦を中心に女性のクチコミュニティー・マーケティングに特化したハー・ストーリー(広島市西区草津新町2)が島根県から受託している。県公認の同サイトのコンセプトは、本質や視点を変えることによる島根の魅力の再発見と地域の活性化。
応援団の初代団長はフラッシュアニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズのメーンキャラクター「しまねsuper大使 吉田くん」を起用。団員募集では、タレントやCMを起用せずキャンペーンを展開したが、「どこにあるのか知られていない県ワースト1の島根県をこっそり応援する」というキャッチフレーズが共感を呼び、団員数は2,878人(1月29日現在)に。昨今のご当地ブームも追い風となって、サイトオープン時に掲げた初年度の登録目標人数の3,000人を年度末前に上回る見込み。応援団へはウェブで入団を受け付けており、登録は無料。
1月に広島グリーンアリーナで行われた「島根ふるさとフェア2009」にリメンバーしまねとしてブースを出店し、「こっそり」応援してくれる応援団員を募り、291人が新たに入団した。
開催時間は16時30分から。参加には団員登録が必要。