
リニューアル工事中の「大和ミュージアム」(呉市宝町)との特別コラボ展が6月10日から、潜水艦を館外に展示する「てつのくじら館」(同、TEL 0823-21-6111)で始まった。
「大和ミュージアム」の正式名称は呉市海事歴史科学館。「てつのくじら館」(海上自衛隊呉史料館)は日本で唯一の退役した潜水艦を館外に展示するミュージアム。特別コラボ展では、両館の艦艇をテーマに関連資料を紹介する。潜水艦「あきしお」の艦銘鈑を公開するほか戦艦長門、戦艦ミズーリの関連資料も展示。複数のスタンプを押して隠れた絵柄を完成させるスタンプラリーも企画する。
開催時間は10時~18時(最終入館17時30分まで)。入場無料。火曜休館。2026年3月30日まで。
てつのくじら館の館外で展示されているのは、海上自衛隊の潜水艦「あきしお」(全長約80メートル)。艦体内部にも乗り込むことができる。内部の士官室や艦長室などに実際に乗艦することで潜水艦の生活空間を体験してもらう。大和ミュージアムは施設の機能向上や展示内容の刷新を目的に初の大規模リニューアルを実施中。2025年2月17日から閉館しており、仮展示室は公共施設「ビューポートくれ(呉海員会館)」に設ける。リニューアルオープンは2026年3月の予定。