広島県産の米粉を使用した「米こめロールケーキ」が好評な創作菓子店「香る堂春長」(広島市東区牛田早稲田1、TEL 082-221-2762)は今月から、新商品の「米こめシフォンケーキ」を発売している。
100%米粉で作ったシフォンケーキは、定番のプレーンと月替わりの2種類を販売。サイズは直径12センチで価格は525円から。今月は紅茶だが、来月はキャラメルを予定しており、旬のフルーツを取り入れるなど月ごとに季節感を表現するという。
小麦粉のアレルギーを気にせず食べられるようにと開発された米粉商品は、4年前発売した「米こめロールケーキ」(880円)、2年前に発売したバターケーキ「いつも月夜に米の飯」(1,050円)に次ぎ3品目。「新潟には米粉を使用したパンが多い。米をいろいろなものに使えば自給率があがっていくのではないか」と店頭に立つ同店取締役の山本義春さん。パンやケーキ、麺、化粧品だけではなくお好み焼きなど、米粉の用途を模索する。
事故米で米に対する不信感が高まっている中、同店では米や果物などの仕入先を店内に貼り出すなど、その安全性もアピールする。