イリヤ・カバコフの「絵本と原画」展-広島市現代美術館で

アナトーリー・マルコヴィチ・マルクーシャ『チーマはおうちにいます』、モスクワ、子ども社、1968年  撮影:上野則宏

アナトーリー・マルコヴィチ・マルクーシャ『チーマはおうちにいます』、モスクワ、子ども社、1968年  撮影:上野則宏

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 旧ソ連生まれで現在ニューヨークを拠点に活躍するイリヤ・カバコフの展覧会「『世界の図鑑』絵本と原画」が12月8日より、広島市現代美術館(広島市南区比治山公園、TEL 082-264-1121)で始まる。

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 イリヤ・カバコフは、大規模なトータル・インスタレーションを手がける現代作家だが、旧ソ連時代には非公認芸術家として活動しながら、絵本の挿絵画家として活躍していたことでも知られている。

 同展では、1950年代後半~1980年代後半にかけて手がけた絵本=約100冊とその原画=約1,000点を展示。旧ソ連で出版された絵本は、「社会主義国の子どものあるべき姿を教える」ような啓発的な内容のものから童話や詩を扱ったものまで幅広い。これらの絵本に「想像力豊かな」カバコフの挿絵が加わることで、より魅力的なものになっている。

 関連イベントとして、特別講演会「イリヤ・カバコフ作家と絵本」(12月8日)、「はじめてのロシア語」(同22日)、グリーティングカード制作(同23日)、ワークショップ(1月5日)などが開催される。

 開催時間は10時~17時。入場料は、一般=1,030円、大学生=770円、小中高生=510円。月曜休館(年末年始は12月29日~1月3日休館)。来年1月27日まで。

広島市現代美術館

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