広島市中心部の百貨店「福屋八丁堀本店」(広島市中区胡町)の屋上が来年1月で閉鎖される。
2014年9月から百貨店屋上を活用したアートプロジェクトを始動。けん玉をテーマにした大会や竹原市の竹を使った巨大スタードーム展示、ヨガや茶の湯体験など全13回にわたって展開してきた。
1年間の活動を通して地域における役割と可能性を探ってきたが、「屋上活性化」に向けた新たな取り組みとして、本館9階(約344坪)と東館10階(約194坪)それぞれの屋上を完全閉鎖して改装する。
本館屋上は香川県豊島の集落にある空き家を「島キッチン」としてリノベーションした建築家の安部良さんが手掛け交流スペースとして生まれ変わる。例年、ビアガーデンを開いてきた東館屋上は通年で利用できる飲食スペースを新設。かつて最上階フロアで営業してきた大食堂の流れを継ぐ。
改装前のイベントとして来年1月11日、五日市高校の書道パフォーマンスなどを開く。オープンは来年7月下旬を予定。