瀬戸内海汽船(広島市南区宇品海岸1)は7月26日から、海上自衛隊呉基地や音戸の瀬戸や三ツ子島を巡る「戦艦大和のふるさと 呉湾クルーズ」の運行を開始した。
大和ミュージアム開館10周年を記念して、呉湾エリア観光の新しい魅力づくりにつなげようと企画。90人乗りのチャーター高速船を使い、大和ミュージアムに隣接する呉中央桟橋から発着する。
船内ではマリンガイドが見どころを案内する。戦艦「大和」を建造した呉海軍工廠(こうしょう)を前身とする「ジャパンマリンユナイテッド呉工場」や海上自衛隊呉基地、停泊中の護衛艦や潜水艦などを海上から見学できる。
このほか運行コースには、旧軍施設「大麗女島(おおうるめじま)」「小麗女島(こうるめじま)」や海上保安大学校も含まれる。1回の運航時間は45分。アーチ橋とツツジで知られる「音戸大橋」、全国で4番目に長いアーチを誇る「第二音戸大橋」が架かる「音戸の瀬戸」を折り返し、呉湾に戻る。
運航期間は9月13日まで。期間中の土曜・日曜のみ、1日5回運航する。乗船料金は、中学生以上=1,600円、小学生=800円。