ホテルグランヴィア広島(広島市南区松原町)が10月27日、ビュッフェレストラン「ヴァンヴェール」を来年4月にリニューアルオープンすると発表した。
レストランの大規模リニューアルは開業後初めて。広島市が進める新幹線口の再開発区域に連絡する「新幹線口ペデストリアンデッキ」の整備に伴い、ホテル前にもデッキが設置されるため、レストランからの景観が変わることやデッキとの接続部分が一部の営業に支障をきたすため、駅周辺の発展のチャンスととらえて改装に乗り出す。
改装後の総面積は約136坪。現在よりも7坪ほど手狭になるが、厨房(ちゅうぼう)スペースを見直して客席部分を拡大する。客席数は116席。自然をモチーフにデザインする店内は木目調のエントランスや草原をイメージしたカーペット、木立に囲まれたビュッフェカウンターなどをそろえる。客席とビュッフェ料理をそれぞれ分けることにより、ゆっくりと食事を楽しめる空間に仕上げる。
コンセプトは、「フードエンターテインメント」。駅直結の利便性を生かし、シェフが目の前で料理を作る「出来立て感」を打ち出した内容にしようと、ピザ釜など新たな調理機材やショーケースを導入。シェフのキッチンパフォーマンスや出来立て料理の提供を目指す。
レストランの名称は公募で決定する。ホームページやはがきなどで受け付ける。募集期間は12月15日まで。工事には2015年1月5日のモーニング営業終了後から改装に入る予定。