基町高層アパートなど、広島の建築物を回るイベント「open! architecture 2013 HIROSHIMA(オープンアーキテクト)」が11月16日・17日、広島市内で開催される。
建物が持つ、誇れるものを街全体で見直す機会を設けようと取り組むイベントは、建築を見て歩く楽しみを伝えようと市民団体「アーキウォーク広島」が主催。2日間で6つのイベントを集中的に行い、施設関係者や同団体スタッフらが、建物の見どころを解説する。見学先の建物は、広島を拠点に活動する建築家の古本竜一さんアトリエ「羽衣町の家」や1950年代の復興期モダニズムの一つ「広島学院 修道院」、今年が生誕百年にあたる建築家丹下健三さんの代表作「平和記念公園」など。
イベントは事前に申し込み制で、参加費用は運営の経費に充てる。 すでに、基町高層アパートと海友舎は満員となったが、ほかの4施設は参加が可能。同団体では、「建物を公開することで、所有者や関係者にとっての『誇り』といえる部分を、それぞれの敷地内で留めることなく、地域や都市全体の『財産』になっていく流れが起きることを期待している」という。
開催時間は各イベントによって異なる。