書籍販売で中国地方最大手のフタバ図書(広島市西区観音本町2)が6月7日、県内24店舗、全国1000店舗で展開するニコニコレンタカーと提携し、レンタカー事業に参入する。
導入は駐車場スペースのある店舗を中心に行う。同日、宇品のフタバ図書GIGA宇品店(南区宇品西3)で営業を開始。MEGA中筋店(8日)、GIGA五日市店(9日)に続き、7月には福岡や埼玉、岡山の店舗でも展開を予定しており、本年度内に15店舗を目標に掲げる。
1店舗につき約12~16台のレンタカーを用意。利用料金は、軽自動車やコンパクトカーなどのサービスクラスで12時間2,525円~。利用時間は6時間から選べる。受け付けは専用電話やウェブで受け付け、店頭での受付時間は9~21時。レンタルカウンターで受け付ける。
出店経緯について、「コンセプトが一致した」と同社総合管理本部広報部門係長の井上英昭さん。地域密着型の展開や中古車を割安でレンタルできる「エコロジー&エコノミー」に共感したという。「利用者のニーズも所有から利用に移行している」としたうえで、駐車場の有効活用など、現店舗の設備を生かしながら集客ツールの強化を目的に取り組む。
今後は中長期的に複合自動車関連事業化を図り、事業の拡大やビジネスモデルの構築を予定。初年度の売り上げ目標は8店舗で1億5,000万円。