広島県立図書館(広島市中区千田町3、TEL 082-241-4995)で5月19日、読書に関心を持つ中学生~大学生を対象にした部活動「図書部!!」が始まる。
全8回にわたって開く活動は、読んで面白いと思った本を人に伝えることがテーマ。伝える手段を学び、実践する場にしようと図書館が主催する。これまでボランティアによる読み聞かせや書評などを行ってきたが、参加者は毎年減少しており、趣旨を変えて今年初めて取り組む。
活動内容は、本の紹介POP作成や文章の書き方、書評合戦「ビブリオバトル」への参加など。1回の活動時間は1時間半で、外部から顧問として講師を招く回もある。定員は各回約40人。
「比較的若い方が積極的」と同館副館長の鍛冶美和子さん。人気や興味のある本など、「生の声を拾いたい」と1日だけの参加も受け付ける。参加者同士の交流も見込み、「学校以外で共通の趣味を持つ友人を作る場になれば」とも。参加者の口コミによる活動の認知向上にも期待を寄せる。
開催日は月によって異なる。初回開催は今月19日。問い合わせは同館事業課まで。