広島・宮島に1月4日、工房併設型の帆布ショップ「宮島帆布」(廿日市、TEL 0829-44-0788)がオープンした。
大願寺近くのメーン通りから1本入った路地に建つ同店は、帆布を使ったかばん店での修業経験を持つ沖野比呂海さんが開いた工房併設型の販売店。「D Lab engine」としてこれまで活動してきたが、拠点の移設に合わせて名称を変えた。建物は、明治後期からあったという古民家を改装。2階建てだが、1階フロアを店舗兼工房として利用する。店舗面積は12坪。
取り扱うのは、雨に強いパラフィン加工を施した国内産9号の帆布とオーガニックコットンで紡いだ6号帆布をメーンに使ったかばんや小物。主力となるカバンは20~30デザインをそろえ、ギフト需要の多い小物は10種類前後のデザインを用意する。
幼稚園児のショルダーバッグを参考にした「えんじバック」(8,600円)、土井さんのオーダーから生まれた「土井さんトート」(7,300円)など。ブックカバーやペンケース(以上1,250円)、ティッシュケース(500円)など、日常使いできるアイテムを充実させる。
オープンから約1カ月。店頭に商品を並べては地元の人が購入していく姿が目立つ。「物珍しさもあって遊びに来てくれる方が多い」と沖野さん。軽くて丈夫な帆布かばんは年配客からも好評で、オーダーメードも多いという。
営業時間は10時~18時。