学生が考案したレシピを基もとに県内の菓子店が商品化を進める「広島レモンスイーツ プロジェクト」の試作品販売が1月31日、そごう広島店(広島市中区基町)で始まった。
国内での生産量日本一を誇る「広島レモン」を使った広島ブランド菓子の開発は今年、開催される「第26回 全国第菓子博覧会・広島」(通称「ひろしま菓子博2013」)に合わせて取り組むプロジェクト。
試作品の販売は昨年10月に続いて2回目。同店バレンタインコーナーの一角に設けた販売スペースでは、前回参加した9社13品に加え、新たに参加する菓子店が試作や改良品を持ち寄った。
参加するのは、「西洋菓子処 バイエルン」「パティスリー シャンプノア」「cake house AKIRI」など9店。ショーケースに試作品13種を並べて販売する。価格は1個200円前後が中心。
地場の食材を使った商品開発が進む中、「個人店ができるこだわりを表現したい」とパティスリー シャンプノアオーナーシェフの柳瀬剛さん。チョコレートブラウニーにレモンのコンフィチュールをあしらい、軽い触感が特徴的なブッセをのせた3層仕立てのカップケーキ「瀬戸内檸檬菓子ブッセブラウニー」(189円)を用意した。
会期中、購入客にレモンの風味やサイズ、価格などのアンケートを取り、商品の改良に生かすという。販売期間は2月2日まで。