県内で生産した新鮮な農産物を生産者が対面で販売する市場「ひろしまみなとマルシェ」が8月19日、広島港ターミナル周辺(広島市南区宇品海岸1)で開催される。
毎月第3日曜、広島港東ターミナルと西ターミナル間の広場や通路、桟橋で開く大型市場は、NPO法人「まちづくりコミュニティーデザイン研究所」が主催。都市部と農村漁村をつなぎ、食文化を育てていくことを目的に開く。
会場に並ぶ鮮やかなグリーンのパラソルでは、県内の農林水産物や加工品を生産者が対面販売を行う。個人やグループなど、さまざまで今回は14組が参加。販売は生産者の規模や人数によって異なる。夏野菜や米、漬物、ジェラートなどの販売を予定するほか、販売する野菜や米を使ったカレーやワッフル、コーヒーもそろえる。会場でのイートインも可能で、パラソルやテーブルを置く。
商品は完売次第終了するが、「時間いっぱいでの販売に耐えられる量はある」と同団体の担当者。完売後に補充する出店者もあるという。会場内では、野菜ソムリエを招いたデモンストレーションキッチンなどのベントも企画。「移動カフェを誘致して、来場者の滞在時間を延ばしたい」とも。「出店する生産者、運営者、参加者の三者でコミュニティーの場をつくっていきたい」と意欲を見せる。
先月開いた初回イベントでは約2000人が来場。天候にも左右されるが、5000人~1万人の集客と、出店数50店舗を目標にする。
開催時間は9時~15時。問い合わせは同NPO(TEL 082-255-6646)まで。