桜が見頃を迎えた広島市内の川沿いを歩くウオーキングマップを広島市中区が発行している。
「ウオーキングで健康づくり」をコンセプトに配布するのは「中区リバーサイドウオーキングMAP」。区の魅力や特色を生かして2004年に初めて制作した。掲載するのは整備が進む川沿いのルート。「旧太田川(本川)上流・下流」「天満川上流・下流」「元安川下流」「京橋川上流・下流」「広島城」の8つのコースを紹介する。
マップでは、目安となる所要時間や距離数、エネルギー消費量を掲載。コースの特徴や写真付きの見どころもピックアップする。川沿いのウオーキングコースは、「気持ちのいい場所が多い」と中区健康長寿課の久留原さん。景観の良さも魅力の一つだ。このほか年3回、正しい歩き方などを学ぶウオーキング教室も開催。平日に開くことから、健康志向の強い高齢者の参加が目立つという。
市では健康づくり計画「元気じゃけんひろしま21」の一環としてウオーキングの継続を推奨。3カ月間、継続してウオーキングに取り組むと「健康ウオーキング・チャレンジャー」に認定される。申請は自己申請で、認定者には認定書とバッジ、セカンドステップへ向けた冊子「歩こうや!ひろしま」を進呈する。
「チャレンジャー」の後には、広島-東京(約894キロメートル)を歩くと「健康ウオーキング・マスター」、北海道-北広島市(約2090キロメートル)を制覇すると、「健康ウオーキング・グランドマスター」への申請が可能になる。
マップは中区健康長寿課や区政振興課、公民館などで配布するほか、ホームページからダウンロードすることもできる。