平清盛ゆかりの地として知られる、宮島と呉の音戸を結ぶ高速船「きよもりブルーライン」が1月14日、就航した。
高速船は、広島県が取り組む誘客事業の一環として、大河ドラマ「平清盛」の放映に合わせて就航。瀬戸内海汽船(広島市中区紙屋町1)が土曜・日曜・祝日に1日3往復を運航する。
所要時間は片道およそ1時間。乗り換えなどを含むJRでの移動には、約2時間半~3時間を見込むことから、移動時間の短縮が図れる。利用料金は片道1,400円(大人)。宮島「平清盛館」と「音頭の瀬戸ドラマ館」への入場券がセットになった割安なプラン(1,500円)も用意する。
初日の土曜・日曜には一般客の姿が目立ったが、「旅行代理店とのコラボ販売に力を入れたい」と同社担当者。旅行代理店では団体客向けのパッケージ商品としても販売する。春から秋に掛けての行楽シーズンは、宮島を訪れる観光客の利用を中心に見込む。
運航は2013年1月14日まで。期間中の運航日数は117日。問い合わせは瀬戸内海汽船トラベルサービス(TEL 082-545-5501)まで。