広島本通商店街(広島市中区本通)で現在、8月6日を絡めた東日本大震災の復興支援に取り組んでいる。
スローガンに、「ひとつじゃけん、ニッポン。」を掲げて、復興を遂げた広島から、復興を目指す東北への継続的な支援を目的に取り組むのは、同商店街振興組合青年部。1日から、制作したポスターの掲示や参加店舗のサービスを紹介するホームページの運用を始めた。
ポスターは参加店舗がそれそれ購入。収益金の全額と各店が取り組むサービスで得られた収益の一部を、同商店街振興組合がとりまとめて日本赤十字社へ寄付する。
参加店舗は、ちから本通四丁目店、宝石のてんぐ、ABC-MART広島本通7番店、べっぴん店 本店ほか17店舗。広島アンデルセンでは、正面玄関など、館内5カ所にポスターを貼りプロジェクトに参加。下村時計店は、「雫石高級時計工房」(岩手県岩手郡)で造られた腕時計を勧めているという。
当初、東北を中心とした被災地の食品を販売しようと計画したが、「流通などの面から難しかった」と青年部会長の升田浩一さん。消費意識の低迷や自粛ムード払しょくの狙いもある取り組みを今後は、「本通商店街だけではなく、周辺にも参加の輪を広げられたら」と話す。
開催は8月9日まで。