広島城二の丸を舞台とするコスプレイベント「コスカレード鯉城(りじょう)」が5月8日、催される。
アニメやマンガのコスプレ愛好家と戦国武将や和装ファンを取り込んだイベントを主催するのは、広島でオタクやコンテンツ文化の発信と愛好家の交流イベントを行う「コスカレード実行委員会」。
コスカレードは、日本のカルチャーの一つである「コスプレ」と、その背景にある「アニメ・漫画」などのオタク、コンテンツ文化を幅広い層に楽しんでもらおうと企画したイベントブランド。玩具店「ホビータウン」(運営=住吉屋グループ)、広島アキハバラ塾塾長の河口知明さん、広島オタクマップ、広島ものづくりジム、コスプレ衣装のオーダーメード製作代行「トライマックス」から成る実行委員会が主催する。
参加者同士や来場者とコミュニケーションを図ったり、撮影を行ったりする同イベントは、「従来のコスプレイベントにありがちな閉鎖感を取り払い開放感を出そう」と広島城二の丸を会場に選んだ。アニメや漫画のコスプレ愛好家だけでなく、戦国武将や和装のファンも取り込んだイベントを目指す。
当日は、持参した衣装に着替えてコスプレに参加するほか、強化プラスチックを使いイベント用の甲冑(かっちゅう)を製作している「ダイナマックス」(山口県岩国市)によるレプリカ甲冑が着用できる体験コーナー(100円~)も設ける。甲冑は、黒将軍、紅将軍、家臣、子ども用の将軍タイプを用意。更衣室の利用料金は500円を予定。
悪役を演じる俳優として活躍する柿辰丸さんも参加し、ダイナマックスとコラボした特製ご当地よろいを着用する。「多数の『イケメン武将』『イケメン侍』のコスプレーヤーの来場が見込める」と実行委員会の川崎まみさん。「若者の広島城への理解促進や観光促進にも役立つ」とも。同イベントは、昨年10月と今年3月に開催。それぞれ500人以上が参加した。
開催時間は11時~15時。