コーヒーの価格高騰が続く中、広島の老舗コーヒー店「ニシナ屋珈琲」（広島市東区早稲田1、TEL 082-228-2478）で2月21日から、年代に応じてコーヒーの割引を行うキャンペーンが始まった。

電動ミルも期間中は割り引き価格で販売する

　年代別に割引額が異なるキャンペーンは、ニシナ屋珈琲牛田本店（同）、古江店（西区古江新町）、鈴が峰店（鈴が峰町）で開催するもので、昨年に続き今回が2回目。

　開催店舗では、「コーヒーを好む方の年齢層が高い」と同社専務の新谷隆一さん。開催する店舗は、利用客の年齢層に応じて選んだ。割り引きは、年代が上がるに連れて高くなるように設定。割引率は、10代＝10％、20代＝20％、30代＝30％、40代～50代＝40％、60代～70代＝50％、80代以上＝60％。

　対象となる商品は、ブルーマウンテン（100グラム1,800円）など店頭に並ぶ一部を除いたコーヒー。200グラム以上からの購入で割引する。「アンデスマウンテン」（100グラム550円）や「ケニア戦士の珈琲」（100グラム500円）などのスペシャリティーコーヒーや創業した1993（昭和8）年から提供を続ける同店の定番ブレンド「ノスタルジア」（100グラム450円）が好評という。

　「若い方がご両親を連れて来店することもある」と新谷さん。「見た目で年代が分からないから、会話も楽しめる」とも。同店では、コーヒーを豆で大量購入する客も多いことから、電動ミル（1,999円）も用意。1月の進物やギフトにコーヒーを利用するため、売り上げが落ち込む2月にキャンペーンを行うことで、マーケットの拡大を狙う。売り上げは従来に比べ約4割増を見込む。

　営業時間は、牛田本店＝9時～18時、古江店＝9時30分～18時30分、鈴が峰店＝10時～18時30分。3月5日まで。