広島で活動するアカペラグループが一堂に集まったライブイベント「路上のアカペラナイト」が2月26日、アリスガーデン(広島市中区)で開催される。
路上でパフォーマンスを繰り広げる「路アカ」は、パフォーマンスをする場の提供と聞く機会の少ないアカペラを手軽に聞いてもらおうと開くイベント。3カ月ごとに開き、広島で活動する複数のアカペラグループが参加する。
主催は、広島・本通りを中心に活動する社会人アカペラグループ「SoT(ソット)」。イベントを取り仕切る藤岡マサシさん(23)は「声だけで曲を作るということが珍しいからか、聞かれる方は老若男女を問わない」と話す。
ソットは広島修道大学のアカペラサークル出身メンバーが立ち上げた5人組みグループ。6~7年の付き合いになるというメンバーの平均年齢は23~24歳。他の音楽バンドに比べて、メンバーがそろわないと練習できないことから、社会人で活動するグループは少ない。
「練習形式が特殊で、時間がなかなか合わない」と藤岡さん。ソットもメンバーの一部が大学卒業後に広島を離れたが、月に一度は集まって練習を続けている。イベントに参加するグループは、大学のサークルで活動する10代が中心だという。
音楽よりはパフォーマンス性が強いアカペラ。聞く機会が少ない中で、「勢いの失速を感じる」と藤岡さん。「音楽として聞いてもらいたい」とイベントの継続に力を注ぐ。当日は、オールドファッション、BBQ、あげもみじらのグループが参加。「多くの人が集まれば」と平和記念公園そばの移動カフェ「kanade cafe」も出店する。
開催時間は17時~18時45分。