路面電車の公共性や利便性を広くPRするため1995年に広島で行われた「路面電車サミット」をきっかけに制定された「路面電車の日」(6月10日)を前にした6月6日、広島電鉄本社(広島市中区東千田町2)で「路面電車まつり」が開催される。
展示車両や車庫を一般公開する同イベントでは、創業当時の1912(大正元)年の電車を復元した「大正形電車」や、広島市の姉妹都市であるハノーバー市(ドイツ)から寄贈された「ハノーバー電車」などの車両から最新の「グリーンムーバーマックス」までを公開。
超低床車両と在来車の床下やピットや変電所、運転士が実際に訓練を行う養成所の見学もできる。愛好家が制作した鉄道模型も展示。このほか移籍板、プレート、方向幕、側板ステッカー、路線図、ワンマンプレート、電車デザイン用紙など中古部品の抽選や文房具やゴルフマーカーなどアイテムを販売する。
路面電車をPRする同イベントには例年、子ども連れの家族や男性を中心とした「電車ファン」が来場。昨年は雨天で客足が約1万1千人と伸び悩んだが、2年前には約1万8千人が来場した。今年は新企画として、石井杏奈さんとアイドルユニット「まなみのりさ」のライブも予定する。
開催時間は10時~16時。雨天決行。問い合わせは同実行委員会(TEL 082-242-3551)まで。