外国人向け入居支援サービス-ユースホステル運営会社が新事業

外国人向けのサポートサービスを紹介するリーフレット

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 宮島口でユースホステルを運営するアスタビ(広島市中区榎町)とデザイン会社「ジェイフィット」(榎町、TEL 082-532-9660)は2月1日から、日本へ居住する外国人向けの入居サポートサービス「グローバルサポートサービス」を開始した。

宮島の対岸にあるホステル

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 同サービスは、日本へ住居する外国人の人口が増える一方で、大家や不動産会社が入居を拒否しがちな問題を解消しようと「コミュニケーションの円滑化」が目的。言語や住環境の違いをサポートし、「入居中のトラブルを解消する」(アスタビの清水久嗣社長)。

 対象となるのは、広島を訪れる年間約700人の学生や社会人。来広者は「学生も多く、途絶えることがない」と清水社長。顧客は、大学や不動産会社へ設置するリーフレットやインターネットで集める。サービスは、契約者本人に対してのみ行い、利用者は、開始前にジェイフィットでビザの有無や生活ルールが守れるかどうか面接など審査を受ける。

 利用者との連絡は電話やファクス、メールで行い、スタッフらが日本語、英語、中国語、韓国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語ほかで対応する。サポート費用は、外国人入居者=初年度31,500円、2年目以降=年間10,500円、大家・不動産会社=1契約につき30,000円で入居者が退居するまでサポートを行う。

 サービスは、労働環境や移動面の条件から大学周辺や広島市内中心部行い、月100件の利用を見込む。今後は事業エリアを「広島から中国地方に拡大していきたい」(同)と意気込む。

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