「そごう広島店 新館」(広島市中区基町)が8月31日に閉店する。
そごう広島店は、1974(昭和49)年10月に隣接する「広島センター街」(現在の名称は、「アクア広島センター街」)と共に、バスターミナルを擁する商業施設として開業した。オープン20周年を迎えた1994(平成6)年4月に新館を開店したが、賃借契約が満了を迎えることを理由に閉館する。売り場面積は、約2万3000平方メートル。
閉店後は隣接する「本館」1館体制で営業する。20年ぶりとなるリニューアルも段階的に行い、本館1・2階は「アクア広島センター街」側まで増床する。「ビューティー」「ラグジュアリー」ゾーンを強化し、デパ地下には、広島初登場の食品ブランドを誘致。顧客の新しいニーズに寄り添う商品やサービスの提供を目指す。このほか、本館地下2階~10階でリニューアルする。完成は2025年春予定。
閉店に際し、吉田幸永店長は「新たに生まれ変わる『そごう広島店』にご期待いただきたい」とコメントしている。
新館営業終了後のセレモニーは行わない。