広島県内で暮らすウクライナ人グループ「広島ウクライナ人会」が5月21日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の広島来訪を受けて、原爆ドーム東隣の「おりづるタワー」屋上展望台で記者会見を行った。
「広島ウクライナ人会」は、2022年に発足した。県内在住のウクライナ人同士が情報交換を行う機会を以前から持っていたことから、日本での生活についての相談や意見交換、ウクライナ文化を伝える活動を行っている。
会見は広島でのG7サミット開催やゼレンスキー大統領の広島来訪に合わせて開いた。会場の屋上展望台には、広島に住んでいる人やウクライナから避難してきた人など、ウクライナ人約30人が参加した。
同団体代表のホーチナ・アナスタシヤさんは「(G7サミットの開催は、)私たちの国にも、世界にとっても大事な日。ゼレンスキー大統領の広島訪問を知り、今日の夜眠れなくてドキドキした」と話した。ウクライナ支援も呼びかけ、「それはウクライナだけでなく、世界の平和のために一つの大事なことだと思う。気持ちを強く持って今日は集まった」と会見を締めくくった。