広島から瀬戸内の島々への玄関口となる呉駅(呉市宝町)と三原駅(三原市城町1)が9月29日から順次、リニューアルしている。
両駅は、広島県で10月1日から12月31日まで開催する大型観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」合わせて、整備を進めてきた。呉駅では、コンコースや跨線橋で、駅構内の全体イメージを一新する。案内サインを改修し、呉港や周辺観光地への誘導案内を強化した。改札口のコンコースを中心に、壁面をレンガ調に統一して呉らしさを感じられる旅情感を演出する。コンコースには、呉市観光案内コーナーを設け、跨線橋に呉市をイメージした装飾を行う。
三原駅は今月2日、駅改札口前に臨時の観光案内所、待ち合いスペースを設ける。待ち合いスペースの一角には、12月28日まで「くりーむパン」が主力商品のをスイーツパン専門店「八天堂」(三原市宮浦3)が出店し、地域限定商品などを販売する。営業時間は10時~17時。八天堂は、広島を含む瀬戸内エリアを走る新たな観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の運行日に合わせて、月曜・金曜・土曜・日曜・祝日のみ営業する。
観光列車「エトセトラ」は今月3日に運行を開始する。広島駅ではテープカットなどを行い、各停車駅では、沿線地域の住民らが出迎えや見送りを行う。