新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館中の広島県立美術館(広島市中区上幟町)が現在、5月10日の「母の日」に向けて収蔵作品からさまざまな種類の花を動画で紹介している。
同館では臨時休館中の取り組みとして、自宅で美術鑑賞を楽しんでもらえるように3月12日から、SNSで収蔵作品などを動画で紹介する「エア美術館」を行っている。動画では、学芸員がテーマ別に常設展示や特別展の作品を1分前後で解説しており、フェイスブックやインスタグラム、ツイッターの公式アカウントで連日発信している。
母の日に向けた同企画は、5月2日からスタートした。色絵磁器「柿右衛門様式」に描かれた花や南薫造の油彩・画布「花」などを紹介する。このほか、「エア美術館」番外編として、同館スタッフが名画の再現に挑戦した写真やメイキング映像も公開している。
「エア美術館」は、同館の営業再開まで続けるという。