冠婚葬祭互助会事業などを手掛けるユウベルグループ(広島市西区南観音3)が営業する結婚式場「グランラセーレ広島(旧広島平安閣)」(西区南観音3)が8月31日、閉館する。
1968(昭和43)年9月、グループ初の結婚式場として誕生した同施設。オープンからの挙式組数は約4万1000組を数え、これまで利用客のニーズを見据えた先進的な結婚式場を目指してリニューアルを行いながら、約50年にわたって営業してきた。
同社によると、耐震改修促進法の改正により「要緊急安全確認大規模建築物」の対象となったことから、現施設を耐震に適用した施設へ改修し継続営業することも検討したが、耐震補強により結婚式場を支障なく運営することが難しく、新たに時流にそった施設へ転換しようと閉館を決めたという。
今後は、「ブライダル施設以外の日常性のある事業」で幅広い客層が利用できる新施設のオープンを3年後に目指す。