広島・八丁堀の映画館「サロンシネマ」(広島市中区八丁堀)で11月26日から、食や農に関する映画作品を上映する「食と農の映画祭2016 in ひろしま」が始まった。
食や農を始め、自然、環境に関連するドキュメンタリー作品などの映画上映とトークショーやライブを行う同イベントは今年で8年目を迎える。
今年は、「いのちを育む大地とともに」がテーマ。1週間のイベント期間中に広島では初上映となる作品を含む11~12作品を上映し、地元の映画ファンからも支持を集めている。
来場者の年齢層が広いことから、映画のラインナップには農業ドキュメンタリーだけでなく、食に関する映画作品を選ぶ。初日には満席の回もあり、立ち見や通路に座布団を敷いての観覧もあったという。
このほか、映画館のロビーでは広島市近郊などの農家や生産団体などによるミニ産直市も同時開催し、出品者が日替りで産品を販売する。同映画祭実行委員は、「来場者も年々増え、映画をきっかけに私たちをとりまく食の現状に関心を持ってもらえているのでは」と話す。
開催期間は12月2日まで。