山陽商船(竹原市、TEL 0846-22-3531)が4月29日から、竹原港-大久野島間の臨時便を運航する。
臨時便は昨年9月、忠海港の駐車場不足による渋滞緩和を進める社会実験としてシルバーウイーク期間中に初めて運航。4日間で片道793人(うち、子どもが161人)が利用した。
今年は昨年の反響を受け運航日を拡大。忠海港から大久野島までを結ぶ通常便と利用客の取り合いにならないよう、忠海港が混み合う日を割り出し、長期休暇に合わせて設定した。同社経営企画室の日浦卓治さんは「できるだけ利用しやすいように乗船価格を下げ、1日当たりの運航本数は5~6便に増便した」と話す。
事前予約のほか当日券も販売する。昨年は不定期航路での募集ツアーという形だったが今回は定期航路として運輸局に申請したため、当日チケットの取り扱いや通常のフェリーと同じように発着時間を告知できるようになったという。
片道乗船料金は、大人=900円、子ども=450円。定員は1便78人で、午前2便、午後4便を運航。5月5日まで。そのほかの運航日は7月16~18日、8月11~14日、9月17~19日。