広島・地下街シャレオ中央広場(広島市中区基町地下街)で回収キャンペーンを行っているペットボトルキャップへの参加率が12月に入り、高まっている。
キャンペーンは11月から開催。高さ1.5メートルの雪だるま型キャップ回収ボックスを同所に用意して参加を呼び掛ける。ボックスは透明に仕上げることから、キャップがたまっていく様子を見ることができる。
キャップは、「エコキャップ推進協会」を通じてリサイクル業者へ売却。世界の子どもたちへ届けるワクチンを購入する資金に充てる。昨年は130キロ、5万2000個のキャップを回収。125人分のワクチンを購入できたという。
12月に入り、ボックスからキャップを回収するペースは週1回から2回に増え、まとめて持参する人の姿も目立ってきた。「毎年キャップの数が増えている」と広島地下街開発の末永江里さん。2010年の設置開始から3年、「環境保全意識の啓発」を目的にしたクリスマスイベントの定着がうかがえる。
実施は12月25日21時まで。