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広島で原発テーマの映画「100,000年後の安全」、急きょモーニング上映

フィンランドの原発に迫ったドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」のワンシーン

フィンランドの原発に迫ったドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」のワンシーン

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 フィンランドの原発に迫ったドキュメンタリー映画「100,000年後の安全」のモーニング上映が5月7日から、広島の「雑食系」ミニシアター「横川シネマ」(広島市西区横川町3、TEL 082-231-1001)で始まる。

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 東京で今秋の公開を前倒しして、上映を始めた同作品。広島での公開も「先週、急きょ決まった」と同館の溝口徹さん。これまで、山口県上関町(かみのせきちょう)に建設が予定されている上関原発を取り上げたドキュメンタリー映画「祝の島(ほうりのしま)」「ミツバチの羽音と地球の回転」を上映してきた同館。

 「上関で心配していたことが現実になった」と溝口さん。「警鐘の意味でも行動を起こしたい」と配給元のアップリンク(東京都渋谷区)に掛け合った。全国各地でも公開を控えることから、「上映スケジュールを早くに組めるところから組んでいっているのでは」とも。

 同作品では、フィンランドに位置する面積約7平方キロメートルの島「オルキルオト」の地下に造られる高レベル放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ(隠された場所)」へ、「世界で初めて」カメラが潜入した。

 施設は、廃棄物が一定量に達すると封鎖され、「二度と開けられることはない」が10万年後、未来の人たちへ「危険性を確実に警告できる方法はあるか」、プロジェクトの実行を決定した専門家たちへ問いかける。監督は、コンセプチュアル・アーティストとしても活動するマイケル・マドセンさん。

 観賞料は一般=1,700円、大学生=1,500円。上映は今月27日まで。

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