ジュンク堂書店(兵庫県神戸市)と丸善(東京都品川区)が共同で今秋、オープンする大型書店「丸善&ジュンク堂 広島店」が10月9日、広島・八丁堀天満屋(広島市中区胡町)7階・8階フロアにオープンする。
9月3日オープン予定の渋谷店(東京都渋谷区)に続き2店舗目となる同店は、ジュンク堂書店が運営。八丁堀天満屋店の2フロアを使い、売り場面積は1,200坪で展開する。一般書や専門書、雑誌、コミックなどを扱い、蔵書数は県内最大の120万冊を予定。ジュンク堂では新店のオープンに伴い、ジュンク堂書店広島店(南区松原町)を8月1日から「ジュンク堂書店広島駅前店」に改称した。
天満屋では「周辺に大型書店がないことから、集客と販売促進で相乗効果が引き出せるのでは」とし、丸善&ジュンク堂書店の岡充孝社長は「広島の商圏は八丁堀かいわいが一番」と期待を寄せる。
ジュンク堂は昨年3月に大日本印刷(以下DNP)との資本提携を発表。DNPは、出版市場が低迷する中で、出版業界を活性化させることを目的に教育・出版事業を強化。その一環として、丸善や図書館流通センターを子会社化し、2社と資本業務提携契約を締結し事業強化を進めている。
営業時間は10時~22時。今後、食品や衣料品など他の売り場とも連動したイベントも検討していく。