お好み焼き店を展開するケーツーエス(広島市中区吉島西2)は4月5日、「ひろしまお好み物語駅前ひろば」に「ちんちくりん」(南区松原町、TEL 082-568-7880)をオープンした。
川上社長と櫻井専務が店舗面積5坪、カウンター8席のお好み焼き店「ちんちくりん」を開業したのは1999年。店名は「川上社長の背丈が低いことから命名した」(同店の清水店長)という。同社は現在、スキー場へのテナント出店などを含め5店舗を展開する。
「ひろしまお好み物語駅前ひろば」は、お好み焼きに特化したフードテーマパーク。出店のきっかけは、「お好み焼き店同士仲良くしたいという同所の理念に共感したから。『お好み焼き』をともにに発展させたい」と川上社長。
店舗はカウンター24席。中央に位置するキッチンは正面と両サイド鉄板に囲まれている。2007年4月から全店舗カラーをオレンジに一新。同店もオレンジを基調に壁には宮島の鳥居など広島をモチーフにした建物をブラウン一色で描いたパネルを飾っている。
同店のお好み焼きは、麺を良くゆでて鉄板で広げて押さえつけるように焼き、焦げ目が付いたら半分に折りたたむ。「外はカリカリで中はもちっとした食感が特徴」(清水店長)という。
メニューは、主力のお好み焼き「スペシャル&デラックス」(1,050円)、イカ・エビ・チーズなどのトッピングから2品選ぶ「生めんコンボ」(880円)、野菜と麺の量を半分にした「生めんレディース」(525円)をそろ揃える。「ホルモンのたれやき」(780円)、「コーネの塩焼き」(780円)など既存店の定番メニューも。ドリンクメニューは、生ビール(330円)、焼酎(400円~)ほか。
同店の主なターゲットは観光客で、平均客単価は1,700円。4月の売り上げは、同フードテーマパーク26店舗中2位を記録した。「オープン月に2位を取れたのはスタッフが一丸となって営業に励んだのと既存店スタッフが同店のオープンをPRしてくれたから。どの店舗もおいしいので『おいしいですよ』と声をかけても入ってもらえない。『面白そうな雰囲気』を伝えるような声かけをしている。5月はもちろん1位を狙う」と清水店長。
営業時間は10時~23時。火曜定休。6月1日には「ちんちくりん八木店」をオープンする。