広島・比治山近くの複合商業施設「広島サティ」(広島市南区段原南1)内のワーナー・マイカル・シネマズ(TEL 082-261-1310)は4月29日からデジタル3Dに対応し、映画「アリス・イン・ワンダーランド」の3D上映を始める。
同館が新たに導入するデジタル3Dは、専用のメガネをかけることで実写やアニメ作品など従来のフィルム映写機では再現できなかった鮮明な3D映像を見ることができる上映システム。
フィルム映写機の代わりにデジタルプロジェクターを使い、両目のデータを1フレームにつき6回投影。通常の映画では1秒間あたり24フレームだが、デジタル3Dでは1秒間に144フレームでスクリーンに投影する。
ワーナー・マイカル(東京都千代田区)では現在、全国の44劇場に3D上映システムを導入しているが、5月のGWを前に60劇場すべてに3D上映システムを順次導入し、対応劇場の拡大を図る。
映画「アバター」の公開でデジタル3D上映の認知も高まったこともあり、「劇場アンケートや電話などで3D上映の要望があった」という同館では、スタッフから導入を喜ぶ声も。4月17日公開の「アリス・イン・ワンダーランド」は28日まで通常フィルムで上映し、翌29日から3D上映を開始する。