広島在住の女性クリエーターが手がけるハンドメード商品を取り扱う期間限定ショップ「Treasure Basket」(TEL 082-2506-2555)が4月25日、ひろしま駅ビルASSE(広島市南区松原町)3階にオープンした。
同店では、ヤマグチカオリさんの「A.labo(エー・ラボ)」、ワタナベカズエさんの「strange.girls(ストレンジ・ガールズ」それぞれのブランド約550点を展示・販売する。うち300点近くは新作になるという。
ヤマグチさんはファッションショーでワタナベさんと知り合い、セレクトする生地の好みが似ていたことから意気投合。昨年12月に同所で初めてコラボレーションしたのが始まり。
「A.labo」は、主力商品の大・中・小のサイズがある「8ポケットバック」(7,200円~12,000円)は生地の色合いを意識しながらも外ポケットにはペットボトルが入るなどの機能性も重視したという。「なでしこバック」(10,800円~12,800円)は、ふんわり丸みを帯びたシルエットが特徴で和のカジュアルテイストをモチーフにアンティーク着物の生地や海外のレースを使用している。「布が持つ魅力を自分の手で最大限引き出すことを大切にしている」とヤマグチさん。
「strange.girls」は、布を裂いて立体モチーフを右肩にあしらった「ノースリーブ」(6,300円)やデッドストックなど3、4種類の生地を使用した「ポーチ」(1,900円)、裾のカットが斜めに入った「ボトム」(8,600円)、前後テイストの違った生地で裾にはグレーのチュールレースをあしらった「キャミソール」(5,200円)ほか。「シンプルなものにスパイスを加えることを制作上いつも考えている」とワタナベさん。
同店のターゲット層は20代~60代の女性で、コアターゲット層は20代後半~30代の女性を想定している。メーン商品となるバックの平均単価は7,000円。同様のイベントは今年9月、12月の開催も決定している。「2007年は3回の開催で十分。制作が追いつかないので無理はしない」と2人は話している。開店は5月8日まで。