「全国に美少女を増やそう」をコンセプトに地域ごとに制作されているフリーペーパーの写真集「美少女図鑑」が5月、広島エリアで発行されることが決まった。
美少女図鑑は「地方都市に美少女を増やそう」という宣言のもとに、モデルにはその街に住む「普通の女の子たち」を起用し、地域の街並みをロケーションとして撮影する新潟発祥のファッション誌。モデルに年齢制限は設けておらず、パソコンやケータイのホームページから自薦他薦を問わず応募ができるほか、編集部のスタッフが街中でスカウトすることもある。運営費用は作品を発表するクリエーターらによる出資でまかなわれ、各都道府県に1社限定でライセンス企業を募集しており、現在は新潟、沖縄、大阪で発行されている。
全国で9番目となる広島美少女図鑑は、ホームページの制作などを手掛けるアルフォン(広島市南区京橋町)が運営。年に2~3回、A5サイズの65~80ページのフルカラー冊子を各回限定1万部で発行する。発行回数の少なさで「プレミア感を出す」と同社の阿賀野智央社長。市場に出回る期間は1週間と短いことから、「幻のフリーペーパー」と呼ばれることも。1冊に登場するモデルは10人前後で、モデルに選ばれた女性は同社と年間契約をして、必要に応じてタレントやモデルとしての活動を展開していく。
5月の発行に向けて、同社では3月1日に広島パルコそばのアリスガーデン(中区新天地)でカメラテストを含めたモデル登録会を実施。当日はテレビ局による密着取材も決まっており、早くも注目の高さをうかがわせている。