広島・鷹野橋商店街近くに9月6日、カレー専門店「ライオンカレー」(広島市中区大手町5、TEL 082-542-1010)がオープンした。
「現在は閉店しているがよく通っていた居酒屋の『人も雰囲気もゆるい店』に触発されたのが飲食店分野で独立を決めるきっかけになった」と同店店長。4年前から「カレー店」を始めることを公言。27歳の時に勤めていた会社を退職し飲食店経験を経て、インドに渡航するなど「とにかく手探り」(店長)で独立の準備を始めたという。
店舗面積は約12坪。席数は、カウンター6席とテーブル3卓の計18席を設ける。ブロックを積んでセメントで固めた壁や入り口扉に取り付けられた大きな流木の取手などディーテール部分にもこだわり、友人の助けを借りながら居抜き物件を夫婦で2カ月かけて改装した。内装は水色を基調とし、テーブルやカウンターには濃いブラウンを起用。全体的に丸みのある造りはキャラクターの「バーバパパ」の家をイメージしたという。
メニューは、「ビーフカレー」(550円)、「ナスのカレー」(600円)、「季節の4種野菜カレー」(750円)など17種類のカレーメニューをそろえ、カレーの辛さは10段階で選べる。ドリンクは、ソフトドリンク(300円~350円)、ビール(各種500円)。オフィス街に位置するため、ビジネスマンとOLをターゲット層に据え、客単価は700円前後を見込む。
ライオンカレーという店名は「子どもでもスラリと読めるような名前にしたかったので思いつきで決めた」と店長の妻。「この場所でゆっくり営業していきたい」(店長)とも。営業時間は11時30分~21時。日曜定休。