普段と違った角度から見学できる海上クルーズ。大和ミュージアムに隣接する呉中央桟橋からは、土曜・日曜を中心に港湾クルーズ便が運航。子ども連れの家族から海外から訪れた観光客まで、利用者層は幅広い。
乗船した遊覧船は2階建て構造で2階デッキも開放していた。潮風を感じながら、より鮮明に風景を楽しめるとあって、乗船後は多くの人がまずデッキへ向かう。船内では、運行ルート上の見どころを「マリンガイド」が案内してくれるサービスも。周辺の立地に詳しくなくても楽しめる配慮がうれしい。
呉湾を出発すると、停泊中の自衛艦や旧軍施設のあった島が続く。折り返し地点は、日本で一番短い海上定期航路が就航する「音戸の瀬戸」。急潮流の中、呉市警固屋~音戸町の90メートルを結ぶ「音戸の渡し船」は、長さ9メートルの木造船で行き来する。片道はおよそ3分。5時半から21時まで運航する。
名称:呉中央桟橋(くれちゅうおうさんばし)
住所:呉市宝町4-44 呉中央桟橋ターミナル
10分の1サイズの戦艦「大和」などを展示する大和ミュージアムに隣接する。建物はレンガ調の外壁に青銅色屋根のシンボルドームが特徴。5階フロアは展望室として開放している。
呉グルメと言えば、「呉冷麺」。土曜・日曜には長い行列が店の前にできる。
地ビール「海軍さんの麦酒」でおなじみ、地ビールレストラン横には目を引く黄色いお店が。とびしまの名産・レモンを中心とした特産品を販売する「とびしま柑橘倶楽部@View Port Kure」だ。店名にある「とびしま」は、安芸灘とびしま海道によって結ばれる「下蒲刈」「蒲刈」「豊浜」「豊」「関前」の総称で、同店は川尻店に続いて2店舗目。2015年5月にオープンしたばかりの店内では食事やスイーツも楽しめる。
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