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広島で「被爆電車」の運行継続 車内で被爆者の証言や映像上映も

被爆70年の夏によみがえった青い被爆電車

被爆70年の夏によみがえった青い被爆電車

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 中国放送と広島電鉄は3月1日、被爆電車の継続運行を発表した。

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 被爆電車は被爆70年を迎えた昨年、6月~8月の土曜・日曜・祝日に特別運行した。被爆者の平均年齢が79歳を超える中、被爆の惨禍と復興を遂げた広島の街を知ってもらい、戦争と平和の体験を次世代に引き継ごうと中国放送が企画した。

 1945(昭和20)年当時の塗装を再現した被爆電車653号車内には大型モニターを設置し、被爆者の証言や復興エピソードの記録映像を上映する。1回の定員は25人。昨年は乗車申し込みをはがきやメールで先着順に受け付け、全日程で定員を上回った。申込者の約2割は県外からで家族連れの姿も多かったという。

 運行日は4月23日・24日・29日・30日。運行は1日2便。ルートは広島駅を出発し、八丁堀から原爆ドーム前を経由して西広島駅で折り返し原爆ドーム前まで。乗車料金は、18歳以上=500円、小学生以上=200円。申し込みは4月1日まで。往復はがきで受け付け、多数の場合は抽選。8月、11月にも運行する。

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