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本好き5人、広島の古書店で「おすすめ本」販売-書棚1段=1書店

小説や実用書、絵本、コミックスなど、それぞれのおすすめ本を並べる書棚

小説や実用書、絵本、コミックスなど、それぞれのおすすめ本を並べる書棚

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 本好きのメンバーが古書店の書棚を借りて自身の「おすすめ本」を販売するイベント「古本オーロラ」が1月15日、広島市内の景雲堂書店(広島市中区本川町1、TEL 082-234-4554)で始まった。

電車通りに面した同店

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 古書店内に「古書店」を出店する同イベントは、広島に本部を置く「ブッククロッシング・ジャパン」が主催する。同団体実行委員長の財津正人さんが、東京・西荻窪の「盛林堂書房」で開いた同様の販売イベント「古本ナイアガラ」を知り、広島で企画した。

 初回となる今回は、「一箱古本市」出店経験がある20~40代の女性4人と財津さん、同団体が参加。店内入り口近くの書棚を借り、1段を1書店として6段を使う。販売するのは、それぞれがすすめる50冊前後の本。段ごとに「書店名」を付け、オーナーを紹介するPOPも制作した。棚の利用料金は1段=1カ月1,000円。売り上げの一部を書店に納めるという。

 これまで週末を利用したイベントを開いてきた同団体だが、長期間での開催は初。現時点での売り上げは「予想の2倍」と財津さん。「今後も継続することが課題」と、1カ月ごとに棚を入れ替え、来店客が途絶えないよう工夫する。

 書棚を提供する同書店では新規客層の開拓に期待。「足を運ぶきっかけになれば」と高橋伸寿店長。世代によって異なる売れ筋や、出店者が独自に付けた「古本の価格も参考になる」とも。イベントは今後、3カ月を1クールとして、「数年かけて開催していきたい」(財津さん)としている。

 営業時間は11時~20時(日曜は19時まで)。4月中旬まで。

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