広島で専門職への就職目指すプロジェクト-後継者不足を支援

県の緊急雇用対策基金事業で同社が実施したクリエイティブ人材養成輩出プロジェクト「ひは。」での講義風景

県の緊急雇用対策基金事業で同社が実施したクリエイティブ人材養成輩出プロジェクト「ひは。」での講義風景

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 人材や後継者不足の問題を抱える専門職への就職を目指す「マイスター・チャレンジプロジェクト」の募集が4月5日、広島県内で始まった。

キャッチフレーズを書いたチラシ

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 広島県の緊急雇用対策事業に選ばれたソアラサービス(広島市中区広瀬北町、TEL 082-532-5662)が実施する同プロジェクト。6カ月間の就業体験を通して、専門技能を必要とする業種や業界への正規雇用を目指す。

 募集職種は、家具や工芸品製造、もみじまんじゅうやかまぼこなどの食品製造、機械工、内装リフォームを含む大工、庭師、杜氏、農林水産業、板前など。県内に事業所を持つ企業を対象に、受け入れを呼びかけ、現在6~7社が決まった。最終的には25職種の受け入れ先を募集する。

 応募資格は、失業中で専門職への就職を希望する求職者。募集人数は25人。年齢制限は設けないが、20~30代の応募を中心に見込む。就業体験前には、同社でビジネスマナーやパソコンスキルなど、2カ月間のフォローアップ研修を実施。研修期間、就業体験中の給与は1カ月15万円。交通費の支給や雇用保険への加入など、事業費の中から支払う。

 同社では、「新しく人が入っても定着しない」など、企業から後継者不足に悩む声も寄せられてきたことから同プロジェクトを企画。今後は、同社が手がける商品開発事業にもつなげていく。

 募集は今月25日まで。

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