広島に「十割そば」店-「明太とろろそば」などの創作メニューも

「和」を意識したという「そば処 禅」店内

「和」を意識したという「そば処 禅」店内

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 広島・立町に2月上旬、そばをメーンに扱う飲食店「そば処 禅」(広島市中区紙屋町1、TEL 082-241-8138)がオープンした。

「そば処 禅」店舗外観

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 食材などの営業を行ってきた瀧山周亮さん(26)が独立開業した同店のメーンは、店内で製麺したそば粉十割の生麺タイプのそば。ざるで提供する「和そば」(590円)や天ざる(900円)など冷たいそばは、更科粉を多く使うことから麺が白いのが特徴。

 オープンから1カ月。現在でも「試行錯誤の連続」と瀧山さん。オープン当初はセルフサービス方式を採用していたが、レールの長さや商品提供までのスピードなどを考えて廃止。アルコールも生ビール(450円~)や焼酎(500円~)、日本酒(600円~)提供していたが、「これまであいまいにしていた」ターゲット層を30代以上に据えたことから銘柄を増やし、カクテル(500円)、梅酒(600円)などを扱い始めた。

 メニューは「和そば」のほかにも温かい「かけそば」(400円)、「きつねそば」(500円)などの定番を用意。名物になるようなそばを増やそうと「明太とろろそば」(750円)、「胡麻サラダそば」(700円)、「梅しそそば」(650円)などの創作そばも考案した。

 このほか、そば粉を混ぜた豆腐を使った「そば豆腐サラダ」(350円)やいったそばの実を混ぜた「そばの実アイス」(250円)などそばを使った料理やチキン南蛮(600円)、枝豆(250円)、天ぷらの盛り合わせ(600円)などの一品料理を夜営業では提供する。

 店舗面積は約15坪。店内は温かみのあるオレンジを壁面に使い、黒の什器でまとめ、外観には店名を記した看板のみを掲示している。席数はテーブルとカウンターの28席。客単価は昼=800円、夜=約1,300円。1日を通してビジネスマンの利用客が半数を占め、夜でも食事に訪れる客が多い。

 飲食業を始める前提で食材会社で営業として働いていた瀧山さん。3年間と期限を設けて、さまざまな飲食店を見て回り、「ヘルシーで幅広い客層が来店できる」そばをメーンにした店を退社4カ月後にオープンした。今後も1カ月単位を目安にメニューの変更などを行っていく。

 営業時間は11時30分~14時、17時~22時(日曜午後は閉店)。

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