広島・駿河園の「抹茶バターケーキ」、店頭から姿消す-テレビ番組紹介で

テレビ放送後に注文が相次いだ駿河園の抹茶バターケーキ「贅沢抹茶満月」

テレビ放送後に注文が相次いだ駿河園の抹茶バターケーキ「贅沢抹茶満月」

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 広島の老舗日本茶専門店「駿河園」(広島市西区商工センター1)の抹茶バターケーキ「贅沢抹茶満月」が全国ネットのテレビ番組で紹介されたことがきっかけとなり、店頭から姿を消している。

一つ一つを手作りで生産するバターケーキ

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 抹茶バターケーキは、同社が一つひとつ手作りで製造する、「苦味がなくお抹茶の味がストレートに感じられる」(同社)商品。使用する抹茶は、抹茶鑑定師の茶匠・森田治秀さんが、深く鮮やかな緑色と濃厚な味わいが特徴的な抹茶原料「碾茶(てんちゃ)」を独自にブレンドした宇治抹茶「金閣」。市販品として購入すれば20グラム約1,000円の「金閣」を、通常の抹茶バターケーキに比べ、約3倍使っている。

 同商品は、東広島市内と福岡県小倉市内の直営2店舗で取り扱うが、現在は「入荷したりしなかったりと不安定」(同社の藤田真二さん)。このほか、広島三越(中区胡町)内で全国の銘菓を販売する「菓遊庵(かゆうあん)」の一角でも1日10個前後を販売しているが、午前中には完売するという。

 手作りで製造するため、1カ月の製造個数は数千個と決まっているが、テレビ放送終了後は予想を上回る注文が殺到し、10月までの予約販売枠も埋まってしまった。同社では現在、メールマガジンなどでの案内を通して、11月分以降の予約を受け付けている。

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