レストランの天井にチェコ作家のガラスオブジェ-オリエンタルホテル

「MOON GLOW(ムーングロー)」天井のガラス作品はチェコの有名建築家・デザイナー、ボレック・シペックさんによるもの(写真:©2007オリエンタルホテル広島)

「MOON GLOW(ムーングロー)」天井のガラス作品はチェコの有名建築家・デザイナー、ボレック・シペックさんによるもの(写真:©2007オリエンタルホテル広島)

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 「オリエンタルホテル広島」(広島市中区田中町)最上階(23階)のレストラン「MOON GLOW(ムーングロー)」(TEL 082-240-5551)が3月21日、リニューアルオープンした。

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 店舗面積は約180平米で、席数は70席。設計は、同ホテルリニューアルを手がけた内田繁さんが担当した。チェコの有名建築家・デザイナー、ボレック・シペックさんの「ボレック・シペックの天井装飾」と名付けられた「オブジェ」(ガラス作品)をちりばめた天井が特徴。

 シペックさんは、1949年チェコ共和国プラハ生まれで、大学で建築学と哲学を学んだ。オランダ・デザイン・アワードの最優秀賞などを受賞、建築デザインだけでなくガラス工芸作品にも定評があり、世界を舞台に活躍している。「2人が友人同士だったことから、こうしたコラボ空間が実現した」と内田デザイン研究所の長谷部さん。

 シペックさんが制作した「オブジェ」はチェコから空輸され、本人の手で一つずつ設置されたという。同店のテーブルをそのままひっくり返した「もうひとつのパーティー会場」が作品のテーマ。「オブジェ」のテーブルには、それぞれ「彼女は化粧室へ」「みんなが帰った後で」「彼はダメ男」などのシチュエーションが設定されており、来店客には作品を解説する小冊子も用意している。

 同ホテルPR担当の田中さんは「シペックさんは設置作業時にひらめきで自分が飲んだ空瓶をオブジェに加えるなど、作品にも人柄にも感動した。食事と一緒に天井を眺めて楽しんでもらえれば」と話している。

 「地中海」をテーマにした同店のメニューは、ムーングロースペシャルディナー(5,250円、6,825円、10,500円)のほか、「地中海チーズの盛り合わせ」(1,500円)、「イカと海老・広島菜のガーリックソテー」(1,200円)、「牛肉のタリアータ」(1,800円)、「アラビアータ」(1,000円)などの単品メニューを用意する。

 営業時間は17時30分~翌1時、日曜・祝日は24時まで。4月30日までブランデー、ウイスキー全商品を割引するサービスを実施している。

ボレック・シペックオリエンタルホテル広島

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