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広島に保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」 里親探しや触れ合いの場を提供

「ネコリパブリック広島」店内の様子

「ネコリパブリック広島」店内の様子

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 広島・タカノバシ商店街に保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」(広島市中区大手町5、TEL 090-7540-2202)がオープンして約2カ月が経った。

壁一面を使った書棚スペース

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 ネコリパブリックは地域の保護猫団体と協力し、保護された猫の里親探しするほか、事情があって猫を飼いたくても飼えない人たちの触れ合いの場としてカフェ利用できるスペースとして、「ネコリパブリック」(岐阜県岐阜市)が立ち上げた取り組み。全国で6店舗を展開しており、中四国エリアへの出店は初。同店は飲食業など手掛ける「Conoma(コノマ)」(大手町2)代表の稲葉綾子さんが運営し、10月29日「肉球の日」にオープンした。

 店舗面積は約20坪。縦長の店内には高さを生かしたジャングルジムを設け、保護主から譲り受けた猫が常時10匹滞在する。年齢は生後6カ月以上の「大人」ばかり。稲葉さんは、「大人の猫は子猫よりも里親探しが難しいと言われているが、それぞれの性格がはっきり分かるので、里親や先住猫との相性が判別しやすいという良い面もある」と話す。同店には猫を保護してほしいと一般からの問い合わせもあるが、現在は保護団体からのみ引き取っている。

 一匹でも多くの保護猫に里親を見つけるため、今まで猫に興味はあったが接したことがない人でも触れ合う機会を作りたいと店内の壁一面は書棚にしてブックカフェのような空間を演出する。猫関連本を始め、デザインやアート、建築、ファッション、旅など、さまざまなジャンルの本をそろえ、猫の爪とぎ用段ボールはシンプルなデザインでインテリアの邪魔にならないように工夫したという。

 保護猫の中にはトライアル期間を経て、すでに里親が決まった猫もおり、足しげく通う利用者も増えてきた。「猫を飼う際の選択肢になれば」と稲葉さん。今後は活動の認知拡大に力を入れる。利用料金は30分1,100円~(土曜・日曜・祝日は30分1,300円~)。

 営業時間は12時~20時、土曜・日曜・祝日は11時~19時。木曜定休。

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